感想
C95で頒布された「幼馴染みと夏の思い出」のweb完全版、本当に素晴らしい作品でした。
紙版ではカットされた表情差分やメガネ差分、そしてR18差分まで収録されているとのことで、完全版ならではの魅力がたくさん詰まっていると感じました。
特に、当時描かれたイラストが収録されていることには驚きました。作者の制作意図や描きたい表現がイラストを通して伝わってきて、より深い世界観を味わうことができました。
さらに、web版描き下ろしショートエピソード「通り雨と幼馴染み」も新たに収録されていたので、本編のストーリーに続く幕間のエピソードに触れることができ、より幼馴染みとの絆や感情が深まったような気持ちになりました。
35枚のイラストに差分を加えると59枚+メガネ差分で約100枚のフルカラーイラスト集というボリュームもすごく満足感を与えてくれます。
この作品はエロシーンも描かれていますが、それが純愛や癒し、おっぱい、お尻・ヒップに萌える要素と絶妙に組み合わさっていて、とても興奮と共に幸福感を感じることができました。
制服や学園もの、恋愛、ラブラブ・あまあまといった要素もしっかりと描かれており、男性向け、成人向け作品としても非常に高品質なものだと思います。
コミケ95(2018冬)のワードとしても活用されていることが伺える作品で、「通り雨と幼馴染み」というエロシーンは特に印象に残りました。
全体を通して、作者の緒方亭さんの情熱と才能が感じられる一冊であり、エロシーンだけでなくストーリーやキャラクター、イラスト全体の美しさにも魅了されました。
心からおすすめできる作品です。